Amazon Elastic File System
ユーザーガイド

Amazon EFS の制限

以下で、Amazon EFS を使用する際の制限について学びます。

引き上げることができる Amazon EFS の制限

次の Amazon EFS 制限を引き上げるには、AWS サポートにお問い合わせください。

リソース デフォルトの制限
AWS リージョン内のお客様のアカウントごとのファイルシステムの数 1,000

次のスループット制限値を使用するには、ファイルシステムに選択したスループットモード (バーストまたはプロビジョンド) を使用します。モードの違いの詳細は「Amazon EFS のパフォーマンス」を参照してください。

リソース デフォルトの制限
すべての接続されたクライアントの合計バースト

米国東部 (オハイオ) リージョン – 3 GB/秒

米国東部 (バージニア北部) リージョン – 3 GB/秒

米国西部 (北カリフォルニア) リージョン – 1 GB/秒

米国西部 (オレゴン) リージョン – 3 GB/秒

アジアパシフィック (ソウル) – 1 GB/秒

アジアパシフィック (シンガポール) – 1 GB/秒

アジアパシフィック (東京) – 1 GB/秒

欧州 (フランクフルト) リージョン – 1 GB/秒

欧州 (アイルランド) リージョン – 3 GB/秒

アジアパシフィック (シドニー) リージョン – 3 GB/秒

すべての接続されたクライアントの合計プロビジョンドスループット

すべての AWS リージョン – 1 GB/秒

次の手順に従って、これらの制限の引き上げをリクエストできます。引き上げはすぐには許可されないので、引き上げが有効になるまでに 2~3 日かかる場合があります。

制限の拡大をリクエストするには

  1. AWS サポートセンターのページを開き、必要に応じてサインインし、[Create Case (ケースの作成)] を選択します。

  2. [Regarding] で [Service Limit Increase] を選択します。

  3. [Limit Type] で、引き上げる制限のタイプを選択し、フォームの必須フィールドに入力して、ご希望の連絡方法を選択します。

リソースの制限

次に、AWS リージョンのお客様のアカウントごとの Amazon EFS リソースの制限を示します。

リソース 制限
アベイラビリティーゾーンごとのファイルシステムあたりのマウントターゲットの数 1
各 VPC のマウントターゲットの数 400
マウントターゲットあたりのセキュリティグループの数 5
ファイルシステムあたりのタグの数 50
ファイルシステムあたりの VPC の数 1

NFS クライアントの制限

Linux NFSv4.1 クライアントを想定して、NFS クライアントに次の制限が適用されます。

  • NFS クライアントあたりの最大スループットは 250 MB/秒です。

  • クライアントあたり最大 128 のアクティブユーザーアカウントが、同時にファイルを開くことができます。各ユーザーアカウントは、インスタンスにログインしているローカルユーザーを表します。複数回ログインしたユーザーアカウントは 1 人のアクティブユーザーとしてカウントされます。

  • インスタンス上で同時に最大 32,768 ファイルを開くことができます。ディレクトリの内容を一覧表示することは、ファイルを開くこととしてカウントされません。

  • クライアントのそれぞれの一意のマウントは、最大 256 個の一意のファイル/プロセスのペアにわたり合計 8,192 のロックを取得できます。たとえば、1 つのプロセスが 256 の別個のファイルに対して 1 つ以上のロックを取得する、または、8 つのプロセスがそれぞれ 32 ファイルに対して 1 つ以上のロックを取得することができます。

  • EFS に接続する場合、オンプレミスまたは別の AWS リージョンにある NFS クライアントは、ネットワークレイテンシーが長くなるため、同じ AWS リージョンから EFS に接続する場合よりもスループットは低くなります。クライアントごとの最大スループットを達成するには、ネットワークレイテンシーを 1 ミリ秒以下にする必要があります。オンプレミスサーバーから Amazon EFS に大量のデータセットを移行する場合は、AWS DataSync データ移行サービスを使用してください。

  • EFS に接続する場合、オンプレミスまたは別の AWS リージョンにある NFS クライアントは、ネットワークレイテンシーが長くなるため、同じ AWS リージョンから EFS に接続する場合よりもスループットは低くなります。クライアントごとの最大スループットを達成するには、ネットワークレイテンシーを 1 ミリ秒以下にする必要があります。オンプレミスサーバーから Amazon EFS に大量のデータセットを移行する場合は、EFS File Sync データ移行サービスを使用してください。

  • Microsoft Windows での Amazon EFS の使用はサポートされていません。

Amazon EFS ファイルシステムの制限

以下の制限は Amazon EFS ファイルシステムのみに適用されます。

  • 名前の長さは最大 255 バイトです。

  • シンボリックリンク (symlink) の長さは最大 4080 バイトです。

  • ファイルへのハードリンクの最大数: 177。

  • 1 つのファイルの最大サイズ: 52,673,613,135,872 バイト (47.9 TiB)。

  • ディレクトリの最大の深さ: 1000 レベル。

  • 1 つの特定のファイルが、接続されているすべてのインスタンスとそのファイルにアクセスしているユーザー全体で持つことのできるロックの数は、最大 512 個までです。

  • 汎用モードでは、1 秒あたりのファイルシステムオペレーションは 7000 回に制限されています。このオペレーションの制限は 1 つのファイルシステムに接続されているすべてのクライアントに対して計算されます。

サポートされていない NFSv4 機能

Amazon Elastic File System は、NFSv2 または NFSv3 をサポートしていませんが、Amazon EFS は、以下の機能を除き NFSv4.1 と NFSv4.0 の両方をサポートしています。

  • pNFS

  • 任意のタイプのクライアント委任またはコールバック

    • オペレーション OPEN は、委任タイプとして常に OPEN_DELEGATE_NONE を返します。

    • オペレーション OPEN は、NFSERR_NOTSUPPCLAIM_DELEGATE_CUR クレームタイプに対して、CLAIM_DELEGATE_PREV を返します。

  • 強制ロック

    Amazon EFS のすべてのロックはアドバイザリです。つまり、オペレーションが実行される前に、READ と WRITE オペレーションで競合するロックがチェックされないことを意味します。

  • 共有の拒否

    NFS は共有拒否の概念をサポートしています。共有拒否は、主に Windows クライアントによって開かれた特定のファイルへのアクセスを他のユーザーに拒否させるために使用されます。Amazon EFS ではこれはサポートされておらず、OPEN4_SHARE_DENY_NONE 以外の共有拒否値を特定するあらゆる OPEN コマンドに NFS エラー NFS4ERR_NOTSUPP を返します。Linux NFS クライアントは、OPEN4_SHARE_DENY_NONE 以外を使用しません。

  • アクセスコントロールリスト (ACL)

  • Amazon EFS はファイル読み取りの time_access 属性を更新しません。Amazon EFS は次のイベントの time_access を更新します。

    • ファイルが作成された場合 (inode が作成されます)。

    • NFS クライアントが明示的な setattr コールを行う場合。

    • ファイルサイズの変更やファイルのメタデータの変更などによって inode に書き込まれた場合。

    • 任意の inode 属性が更新されます。

  • 名前空間

  • 永続的な応答キャッシュ

  • Kerberos ベースのセキュリティ

  • NFSv4.1 のデータ保持

  • ディレクトリの SetUID

  • CREATE オペレーションを使用する場合、サポートされていないファイルタイプ: ブロックデバイス (NF4BLK)、キャラクターデバイス (NF4CHR)、属性ディレクトリ (NF4ATTRDIR)、名前付き属性 (NF4NAMEDATTR)。

  • サポートされていない属性: FATTR4_ARCHIVE、FATTR4_FILES_AVAIL、FATTR4_FILES_FREE、FATTR4_FILES_TOTAL、FATTR4_FS_LOCATIONS、FATTR4_MIMETYPE、FATTR4_QUOTA_AVAIL_HARD、FATTR4_QUOTA_AVAIL_SOFT、FATTR4_QUOTA_USED、FATTR4_TIME_BACKUP、FATTR4_ACL。

    これらの属性を設定しようとすると、NFS4ERR_ATTRNOTSUPP エラーがクライアントに返されます。

追加の考慮事項

さらに、以下の点に注意してください。

  • Amazon EFS のファイルシステムを作成できる AWS リージョンのリストについては、「AWS General Reference」を参照してください。

  • 2012 年より前に作成された AWS アカウントの中には、マウントターゲットの作成をサポートしていない us-east-1 のアベイラビリティーゾーンにアクセスするものがあります。それらの AWS リージョンの 1 つにマウントターゲットを作成できない場合は、その AWS リージョン内の別のアベイラビリティーゾーンを試してください。ただし、別のアベイラビリティーゾーンで作成されたマウントターゲットを使用して、アベイラビリティーゾーンの EC2 インスタンスにファイルシステムをマウントする場合は、コストを考慮する必要があります。

  • VPC で作成したマウントターゲットを使用して、VPC の EC2 インスタンスからファイルシステムをマウントします。また、EC2-Classic インスタンス (VPC 内にない) にファイルシステムをマウントすることもできますが、まずインスタンスを ClassicLink を使用して VPC にリンクする必要があります。ClassicLink の使用に関する詳細は、『Linux インスタンス用 Amazon EC2 ユーザーガイド』の「ClassicLink」を参照してください。

  • AWS Direct Connect および VPN を使用して、オンプレミスのデータセンターサーバーの Amazon EFS ファイルシステムをマウントできます。

  • 特定の Amazon EC2 インスタンスタイプを使用する場合、同一の AWS リージョン内での VPC ピア接続がサポートされています。リージョン間 VPC ピア接続は、すべてのインスタンスタイプでサポートされています。