スナップショットの使用 - FSx for ONTAP

スナップショットの使用

[Snapshot] (スナップショット) は、ある時点における Amazon FSx for NetApp ONTAP ボリュームの読み取り専用イメージです。スナップショットは、ボリューム内のファイルの間違った削除や変更からの保護を提供します。スナップショットで、ユーザーは以前のスナップショットから個々のファイルやフォルダを簡単に表示および復元できます。これにより、ユーザーは簡単に変更を元に戻し、ファイルバージョンを比較できます。

スナップショットはファイルシステムのデータとともに保存されるため、ファイルシステムのストレージ容量が消費されます。ただし、スナップショットは、前回のスナップショット以降に変更されたファイルの部分に対してのみストレージ容量を消費します。ファイルシステムに保存されているスナップショットは、ファイルシステムボリュームのバックアップには含まれません。

スナップショットは、デフォルトのスナップショットポリシーを使用して、ボリューム上でデフォルトで有効になります。スナップショットはボリュームのルート内の .snapshot ディレクトリに保存されます。

スナップショットポリシー

デフォルトで、すべてのボリュームはファイルシステムの default スナップショットポリシーに関連付けられます。スナップショットポリシーは、システムがボリュームのスナップショットを作成する方法を定義します。ポリシーは、スナップショットを作成する時期、保持するコピーの数、および命名方法を指定します。

default ポリシーは、次のスケジュールでスナップショットを自動的に作成し、最も古いスナップショットコピーを削除して、新しいコピーの空き領域を確保します。

  • 時間の 5 分後に撮影された最大 6 つの 1 時間単位のスナップショット。

  • 月曜日から土曜日の午前 0 時から 10 分後に撮影される最大 2 つの日次スナップショット。

  • 毎週日曜日の午前 0 時から 15 分後に撮影される最大 2 つの週次スナップショット。

ボリュームごとに最大 1023 のスナップショットをいつでも保存することができます。この制限に達すると、最も古いスナップショットコピーが次のスナップショットコピーに置き換えられます。

個々のファイルとフォルダの復元

Amazon FSx ファイルシステム上のスナップショットを使用して、ユーザーは個々のファイルまたはフォルダーの以前のバージョンをすばやく復元できます。これにより、共有ファイルシステムに保存されている削除または変更されたファイルをリカバリできます。管理者の手を借りずに、デスクトップ上で直接セルフサービス方式で行うことができます。このセルフサービスアプローチにより、生産性が向上し、管理のワークロードが軽減されます。

Linux および macOS クライアントはスナップショットをボリュームのルートにある .snapshot ディレクトリに表示することができます。Windows クライアントはスナップショットを Windows エクスプローラのタブ (ファイルまたはフォルダを右クリック) の Previous Versions タブに表示することができます。

  1. 元のファイルがまだ存在し、スナップショット内のファイルによって上書きしたくない場合は、Linux または macOS クライアントを使用して元のファイルの名前を変更するか、別のディレクトリに移動します。

  2. .snapshot ディレクトリで、復元するファイルのバージョンを含むスナップショットを見つけます。

  3. .snapshot ディレクトリからファイルが元々存在していたディレクトリにファイルをコピーします。

Windows クライアント上のユーザーは、使い慣れた Windows ファイルエクスプローラーインターフェイスを使用して、ファイルを以前のバージョンに復元できます。

  1. ファイルを復元するには、復元するファイルを選択し、コンテキスト (右クリック) メニューから [Restore previous versions] (以前のバージョンの復元) を選択します。

  2. その後、ユーザーは [Previous Versions] (以前のバージョン) リストから以前のバージョンを表示および復元できます。

スナップショットのデータは読み取り専用です。[Previous Versions] (以前のバージョン) タブにリストされているファイルおよびフォルダに変更を加える場合、変更するファイルとフォルダのコピーを書き込み可能な場所に保存し、そのコピーを変更する必要があります。