Amazon Simple Email Service
開発者ガイド

リージョンと Amazon SES

Amazon Simple Email Service (Amazon SES) を使用する場合は、Amazon SES API または SMTP インターフェイス用のエンドポイントを提供する URL に接続します。Amazon SES には、複数の AWS リージョンにエンドポイントがあります。ネットワークレイテンシーを減らすには、アプリケーションに最も近いエンドポイントを選択することをお勧めします。

このトピックには、複数の AWS リージョンの Amazon SES エンドポイントを使用する場合に知っている必要がある情報が含まれています。必要事項は以下のとおりです。

AWS リージョンの概要については、AWS 全般リファレンスの「AWS リージョンとエンドポイント」を参照してください。

Amazon SES エンドポイント

以下のセクションでは、Amazon SES を使用できる AWS リージョンと、メール送受信用の対応するエンドポイントを一覧表示します。

メール送信エンドポイント

次の表に、メールの送信に使用するエンドポイントを一覧表示します。

リージョン名 リージョン API (HTTPS) エンドポイント SMTP エンドポイント

米国東部(バージニア北部)

us-east-1

email.us-east-1.amazonaws.com

email-smtp.us-east-1.amazonaws.com

米国西部 (オレゴン)

us-west-2

email.us-west-2.amazonaws.com

email-smtp.us-west-2.amazonaws.com

欧州 (アイルランド)

eu-west-1

email.eu-west-1.amazonaws.com

email-smtp.eu-west-1.amazonaws.com

メール受信エンドポイント

次の表は、メールの受信に使用するエンドポイントの一覧です。

リージョン名 リージョン SMTP エンドポイント

米国東部(バージニア北部)

us-east-1

inbound-smtp.us-east-1.amazonaws.com

米国西部 (オレゴン)

us-west-2

inbound-smtp.us-west-2.amazonaws.com

欧州 (アイルランド)

eu-west-1

inbound-smtp.eu-west-1.amazonaws.com

Amazon SES で使用するためのリージョンの選択

以下のセクションでは、どの方法で Amazon SES を呼び出すかに応じて、リージョンの選択方法について説明しています。

Amazon SES API

Amazon SES API を使用する場合は、クエリリクエストでエンドポイントを指定します。そのエンドポイントによって、使用する AWS リージョンが決まります。詳細については、「クエリリクエストと Amazon SES」を参照してください。

Amazon SES SMTP インターフェイス

SMTP インターフェイスは、メール送信にのみ使用します。SMTP インターフェイスを使用する場合は、コードや設定で指定した SMTP エンドポイントによって、使用される AWS リージョンが決まります。詳細については、「Amazon SES SMTP エンドポイントに接続する」を参照してください。

Amazon SES コンソール

Amazon SES コンソールを使用する場合は、次のスクリーンショットに示されているように、ナビゲーションバーの右上隅にあるリージョン名をクリックしてエンドポイントを変更できます。


					リージョンの選択

サンドボックスのステータスと送信制限の引き上げ

サンドボックスのステータスと送信制限はリージョン単位で適用されます。送信制限の引き上げは、リージョンごとに個別にリクエストしなければなりません。サポートセンターで SES Sending Limits Increase case ケースを開く場合は、フォームのメニューで、送信制限の引き上げのリクエスト先となる AWS リージョンを選択できます。送信制限の引き上げの詳細については、「SES Sending Limits Increase ケースを開く」を参照してください。

検証

Amazon SES を使用して E メールを送信する前に、E メールアドレスまたはドメインを所有していることを Amazon SES で検証する必要があります。各リージョンの検証ステータスは、以下のセクションで説明されているように個別です。

E メールアドレスの検証

使用する各リージョンに対して、各送信者の E メールアドレスを個別に検証する必要があります。たとえば、米国西部 (オレゴン) リージョンで E メールアドレスを検証した場合、米国西部 (オレゴン) リージョンの Amazon SES エンドポイントに接続していれば、そのリージョンから送信できます。ただし、米国東部(バージニア北部) リージョンでその E メールアドレスを検証するまでは、米国東部(バージニア北部) リージョンのエンドポイントを使用して、そのリージョンから送信することはできません。E メールアドレスの検証の詳細については、「Amazon SES での E メールアドレスの検証」を参照してください。

ドメインの検証

E メールアドレスの検証と同様に、ドメインの検証も各リージョンに個別に適用されます。特定のドメインからの送信を行うリージョンごとに、ドメインの検証手順を実行する必要があります。たとえば、米国西部 (オレゴン) リージョンエンドポイントと 米国東部(バージニア北部) リージョンエンドポイントの両方の example.com から E メールを送信する場合、2 つの TXT レコードを各リージョンの DNS 設定に 1 つずつ追加する必要があります。これらのレコードは、Amazon SES コンソールを使用して適切なリージョンを選択するか、使用するリージョンに対応する Amazon SES API エンドポイントを選択して生成します。ドメインの検証の詳細については、「Amazon SES でのドメインの検証」を参照してください。

Easy DKIM のセットアップ

Easy DKIM を使用する各リージョンで、Easy DKIM のセットアップ手順を実行する必要があります。つまり、各リージョンで、Amazon SES コンソールまたは Amazon SES API を使用して TXT レコードを生成し、TXT レコードを DNS 設定に追加し、Amazon SES API または Amazon SES コンソールを使用して、リージョン内で選択された送信アイデンティティ(E メールアドレスまたはドメイン)の DKIM 署名を有効にする必要があります。Easy DKIM のセットアップの詳細については、「Amazon SES の Easy DKIM」を参照してください。

サプレッションリスト

サプレッションリストはリージョンごとに別個に用意されますが、1 つのリージョンのサプレッションリストからアドレスを削除すると、すべてのリージョンのサプレッションリストからそのアドレスが削除されます。サプレッションリストからアドレスを削除するには、Amazon SES コンソールを使用します。サプレッションリストの詳細については、「Amazon SES サプレッションリストからの E メールアドレスの削除」を参照してください。

フィードバック通知

複数のリージョンでのフィードバック通知のセットアップについては、重要な点が 2 つあります。

  • フィードバックを E メールで受信するか Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) を通じて受信するかなど、検証されたアイデンティティ設定は、それを設定したリージョンだけに適用されます。たとえば、user@example.com を 米国西部 (オレゴン) および 米国東部(バージニア北部) リージョンで検証し、返送されるバウンスメールを Amazon SNS 通知によって受信する場合、Amazon SES API または Amazon SES コンソールを使用して、user@example.com の Amazon SNS フィードバック通知を両方のリージョンで設定する必要があります。

  • フィードバック転送に使用する Amazon SNS トピックは、Amazon SES を使用するのと同じリージョン内である必要があります。

SMTP 認証情報

すべてのリージョンで、同一の SMTP 認証情報セットを使用できます。SMTP 認証情報の詳細については、「Amazon SES SMTP 認証情報を取得する」を参照してください。

カスタムの MAIL FROM ドメイン

異なる複数の AWS リージョン内の検証済みのアイデンティティに対して、同じカスタムの MAIL FROM ドメインを使用することができます。このように使用する場合も、MAIL FROM ドメインの DNS サーバーに MX レコードを 1 件のみ公開する必要があります。ISP から返されるバウンスは、まず MX レコードに指定されているリージョン内の Amazon SES フィードバックエンドポイントに送信され、次に Amazon SES によって、E メール送信元リージョン内の検証済みアイデンティティにリダイレクトされます。

いずれかのリージョン内のアイデンティティに対して、カスタムの MAIL FROM の設定時に Amazon SES から提供される MX レコード設定を使用します。カスタム MAIL FROM のセットアッププロセスについては、「MAIL FROM ドメインを設定する」を参照してください。参照用として、すべてのリージョンのフィードバックエンドポイントを次の表に示します。

リージョン名 カスタム MAIL FROM 送信設定のフィードバックエンドポイント

米国東部(バージニア北部)

feedback-smtp.us-east-1.amazonses.com

米国西部 (オレゴン)

feedback-smtp.us-west-2.amazonses.com

欧州 (アイルランド)

feedback-smtp.eu-west-1.amazonses.com

送信承認

代理送信者は、アイデンティティ所有者のアイデンティティが検証された AWS リージョンから E メールを送信する必要があります。代理送信者にアクセス許可を付与する承認の送信ポリシーは、そのリージョンのアイデンティティにアタッチする必要があります。送信承認の詳細については、「Amazon SES での送信承認の使用」を参照してください。

E メールの受信

Amazon SES を使用してメールを受信するときは、使用するすべてのリソースが Amazon SES エンドポイントと同じリージョンに存在している必要があります。

注記

Amazon SES メール受信用のエンドポイントのリストについては、「メール受信エンドポイント」を参照してください。

たとえば、米国西部 (オレゴン) にある Amazon SES エンドポイントを使用する場合は、使用する Amazon S3 バケット、Amazon SNS トピック、AWS KMS キー、 Lambda 関数もすべて 米国西部 (オレゴン) に存在する必要があります。同様に、リージョン内で Amazon SES を使用してメールを受信するには、そのリージョン内にアクティブな受信ルールセットが必要です。

Amazon SES に関するさまざまなトピックについての情報やディスカッションについては、AWS メッセージングおよびターゲティングブログ を参照してください。お問い合わせを参照あるいは発信するには「Amazon SES フォーラム」をご覧ください。