X-Ray のサンプリングルールとグループのタグ付け - AWS X-Ray

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X-Ray のサンプリングルールとグループのタグ付け

タグは、AWS リソースを特定し、整理するのに使用できる単語または語句です。各 リソースに複数のタグを追加できます。各タグには、ユーザーが定義するキーとオプションの値が含まれます。たとえば、タグキーは domain、タグ値は example.com などです。追加したタグに基づいて、リソースを検索したりフィルタ処理したりできます。タグの使用方法の詳細については、AWS 一般的なリファレンスの「タグ付け AWS リソース」を参照してください。

タグを使用して、CloudFront ディストリビューションにタグベースのアクセス許可を適用できます。。詳細については、「リソースタグを使用した AWS リソースへのアクセスの制御」を参照してください

注記

タグエディタおよびAWSリソースグループは現在、X-Ray リソースをサポートしていません。AWS X-Ray コンソールまたは APIを使用して、タグを追加および管理します。

X-Ray コンソール、 API、 AWS CLI、 SDK、および AWS Tools for Windows PowerShell を使用してリソースにタグを適用できます。詳細については、次のドキュメントを参照してください。

注記

X-Ray リソースでタグを追加または変更できない場合、または特定のタグを持つリソースを追加できない場合は、この操作を実行する権限がない可能性があります。アクセスをリクエストするには、X-Rayの管理者許可を持つエンタープライズ内のAWS ユーザーにお問い合わせください。

タグの制限

タグには次の制限があります。

  • リソースあたりのタグの最大数 – 50

  • キーの最大長 – 128 文字 (Unicode)

  • 値の最大長 – 256 文字 (Unicode)

  • キーと値の有効な値 – a~z、A~Z、0~9、スペース、特殊文字 (_ . : / = + - @)

  • タグのキーと値は大文字と小文字が区別されます。

  • aws: をキーのプレフィックスとしてを使用しないでください。AWS 用に予約済みです。

注記

システムタグを編集または削除することはできません。

コンソールでのタグの管理

X-Ray グループまたはサンプリングルールの作成時に、オプションのタグを追加できます。タグは、後でコンソールで変更または削除することもできます。

次の手順では、X-Ray コンソールでグループおよびサンプリングルールのタグを追加、編集、削除する方法について説明します。

新しい グループにタグを追加する (コンソール)

新しい X-Ray グループを作成するときに、オプションのタグをグループの作成ページで追加できます。

  1. AWS Management Console にサインインし、https://console.aws.amazon.com/xray/homeでX-Ray コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、設定を展開し、Groupsを選択します。

  3. [Create group] (グループの作成) を選択します。

  4. グループの作成ページで、グループの名前とフィルタ式を指定します。これらのプロパティの詳細については、「グループの設定」を参照してください。

  5. タグで、タグキー、およびオプションでタグ値を入力します。たとえば、Stageのタグキー、およびProductionのタグ値を入力して、このグループが生産用途であることを示します。タグを追加すると、必要に応じて別のタグを追加するための新しい行が表示されます。タグの制限については、このトピックで タグの制限 を参照してください。

  6. タグの追加が完了したら、[Create group (グループの作成)] を選択します。

新しいサンプリングルールにタグを追加する (コンソール)

新しい X-Ray のサンプリングルールを作成する際、サンプリングルールの作成ページでタグを追加することができます。

  1. AWS Management Console にサインインし、https://console.aws.amazon.com/xray/homeで X-Ray コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、設定を展開し、サンプリングを選択します。

  3. サンプリングールの作成を選択します。

  4. サンプリングールの作成ページで、名前、優先度、制限、一致条件、および一致する属性を指定します。これらのプロパティの詳細については、「サンプリングルールの設定」を参照してください。

  5. タグで、タグキー、およびオプションでタグ値を入力します。たとえば、Stageのタグキー、およびProductionのタグ値を入力して、このサンプリングルールが本番用途であることを示します。タグを追加すると、必要に応じて別のタグを追加するための新しい行が表示されます。タグの制限については、このトピックで タグの制限 を参照してください。

  6. タグの追加が完了したら、[サンプリングルールの作成] を選択します。

グループのタグを編集または削除する (コンソール)

X-Ray グループのタグをグループの編集ページで変更または削除できます。

  1. AWS Management Console にサインインし、https://console.aws.amazon.com/xray/homeでX-Ray コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、設定を展開し、Groupsを選択します。

  3. Groups テーブルで、グループの名前を選択します。

  4. グループの編集ページ、タグで、タグキーと値を編集します。重複するタグキーを使用することはできません。タグ値はオプションです。必要に応じて値を削除できます。グループの編集ページでの他のプロパティの詳細については、「グループの設定」を参照してください。タグの制限については、このトピックで タグの制限 を参照してください。

  5. タグを削除するには、タグの右側にあるXを選択します。

  6. タグの編集または削除を完了したら、[グループの更新] を選択します。

サンプリングルールのタグを編集または削除する (コンソール)

X-Ray サンプリングルールのタグをサンプリングルールの編集ページで変更または削除できます。

  1. AWS Management Console にサインインし、https://console.aws.amazon.com/xray/homeでX-Ray コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、設定を展開し、サンプリングを選択します。

  3. サンプリングルールテーブルで、サンプリングルールの名前を選択します。

  4. タグで、タグキーと値を編集します。重複するタグキーを使用することはできません。タグ値はオプションです。必要に応じて値を削除できます。サンプリングルールの編集ページでの他のプロパティの詳細については、「サンプリングルールの設定」を参照してください。タグの制限については、このトピックで タグの制限 を参照してください。

  5. タグを削除するには、タグの右側にあるXを選択します。

  6. タグの編集または削除を完了したら、[サンプリングルールの更新] を選択します。

AWS CLI でのタグの管理

X-Ray グループまたはサンプリングルールの作成時に、タグを追加できます。AWS CLI を使用して、タグを作成および管理することもできます。既存のグループやサンプリングルールのタグを更新するには、AWS X-Rayコンソール、またはTagResourceUntagResourceのAPIを使用します。

新しい X-Ray グループまたはサンプリングルールにタグを追加する (CLI)

新しい X-Ray グループまたはサンプリングルールの作成時にオプションのタグを追加するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

  • 新しいグループにタグを追加するには、以下のコマンドを実行し、group_nameをグループ名に、mydomain.comをサービスのエンドポイントに、key_nameをタグキーに、オプションで、をタグ値に置き換えてください。グループの作成方法の詳細については、「グループ」を参照してください。

    aws xray create-group \ --group-name "group_name" \ --filter-expression "service(\"mydomain.com\") {fault OR error}" \ --tags [{"Key": "key_name","Value": "value"},{"Key": "key_name","Value": "value"}]

    次に例を示します。

    aws xray create-group \ --group-name "AdminGroup" \ --filter-expression "service(\"mydomain.com\") {fault OR error}" \ --tags [{"Key": "Stage","Value": "Prod"},{"Key": "Department","Value": "QA"}]
  • 新しいサンプリングルールにタグを追加するには、以下のコマンドを実行し、key_nameをタグキーに、オプションで、をタグ値に置き換えてください。このコマンドは、--sampling-rule パラメータの値をJSON ファイルとして指定します。サンプリングルールの作成方法の詳細については、「サンプリングルール」を参照してください。

    aws xray create-sampling-rule \ --cli-input-json file://file_name.json

    --cli-input-json パラメーターで指定された JSON ファイルfile_name.jsonの内容は以下の通りです。

    { "SamplingRule": { "RuleName": "rule_name", "RuleARN": "string", "ResourceARN": "string", "Priority": integer, "FixedRate": double, "ReservoirSize": integer, "ServiceName": "string", "ServiceType": "string", "Host": "string", "HTTPMethod": "string", "URLPath": "string", "Version": integer, "Attributes": {"attribute_name": "value","attribute_name": "value"...} } "Tags": [ { "Key":"key_name", "Value":"value" }, { "Key":"key_name", "Value":"value" } ] }

    コマンドの例を次に示します。

    aws xray create-sampling-rule \ --cli-input-json file://9000-base-scorekeep.json

    --cli-input-json パラメーターで指定されたサンプル 9000-base-scorekeep.json ファイルの内容は以下の通りです。

    { "SamplingRule": { "RuleName": "base-scorekeep", "ResourceARN": "*", "Priority": 9000, "FixedRate": 0.1, "ReservoirSize": 5, "ServiceName": "Scorekeep", "ServiceType": "*", "Host": "*", "HTTPMethod": "*", "URLPath": "*", "Version": 1 } "Tags": [ { "Key":"Stage", "Value":"Prod" }, { "Key":"Department", "Value":"QA" } ] }

既存のリソースにタグを追加する (CLI)

tag-resourceコマンドを実行して既存の X-Ray グループまたはサンプリングルールにタグを追加するこの方法は、update-groupupdate-sampling-rule を実行してタグを追加するよりも簡単な場合があります。

グループまたはサンプリングルールにタグを追加するには、次のコマンドを実行し、ARN をリソースの ARN に置き換え、追加したいタグのキーとオプションの値を指定します。

aws xray tag-resource \ --resource-arn "ARN" \ --tag-keys [{"Key":"key_name","Value":"value"}, {"Key":"key_name","Value":"value"}]

次に例を示します。

aws xray tag-resource \ --resource-arn "arn:aws:xray:us-east-2:01234567890:group/AdminGroup" \ --tag-keys [{"Key": "Stage","Value": "Prod"},{"Key": "Department","Value": "QA"}]

リソースのタグを一覧表示する (CLI)

list-tags-for-resourceコマンドを実行して、X-Ray グループまたはサンプリングルールのタグを一覧表示できます。

グループまたはサンプリングルールに関連付けられているタグを一覧表示するには、次のコマンドを実行し、ARN をリソースの ARN に置き換えます。

aws xray list-tags-for-resource \ --resource-arn "ARN"

次に例を示します。

aws xray list-tags-for-resource \ --resource-arn "arn:aws:xray:us-east-2:01234567890:group/AdminGroup"

リソースのタグを削除する (CLI)

untag-resourceコマンドを実行して、X-Ray グループまたはサンプリングルールからタグを削除できます。

グループまたはサンプリングルールからタグを削除するには、次のコマンドを実行し、ARN をリソースの ARN に置き換え、削除したいタグのキーを指定します。

untag-resourceコマンドでタグ全体のみを削除できます。タグ値を削除するには、X-Ray コンソールを使用するか、タグを削除し、同じキーで異なる値または空の値で新しいタグを追加します。

aws xray untag-resource \ --resource-arn "ARN" \ --tag-keys ["key_name","key_name"]

次に例を示します。

aws xray untag-resource \ --resource-arn "arn:aws:xray:us-east-2:01234567890:group/group_name" \ --tag-keys ["Stage","Department"]

タグに基づいて X-Ray リソースへのアクセスを制御する

X-Ray グループまたはサンプリングルールにタグをアタッチしたり、リクエストでタグを X-Ray に渡すことができます。タグに基づいてアクセスを管理するには、xray:ResourceTag/key-nameaws:RequestTag/key-name、または aws:TagKeys の条件キーを使用して、ポリシーの [Condition element] (条件要素) でタグ情報を提供します。これらの条件キーの詳細については、「AWS リソースタグを使用してリソースへのアクセスを制御」を参照してください。

リソースのタグに基づいてリソースへのアクセスを制限するためのアイデンティティベースのポリシーの例を表示するには、「タグに基づいて X-Ray グループおよびサンプリングルールへのアクセスを管理する」を参照してください。