サービスクォータの可視化とアラームの設定
一部の AWS サービスでは、これらの使用状況メトリクスを使用して、CloudWatch グラフやダッシュボードで現在のサービスの使用状況を可視化できます。CloudWatch のメトリクスの数学関数を使用すると、それらリソースのサービスクォータをグラフ化できます。また、使用量がサービスクォータに近づいたときに警告するアラームも設定できます。サービスクォータの詳細については、Service Quotas ユーザーガイドの Service Quotas とはを参照してください。
CloudWatch のクロスアカウントオブザーバビリティでモニタリングアカウントとして設定されたアカウントにサインインしている場合、そのモニタリングアカウントを使用して、Service Quotas を視覚化し、そのモニタリングアカウントにリンクされているソースアカウントのメトリクスのアラームを設定できます。詳細については、「CloudWatch のクロスアカウントオブザーバビリティ」を参照してください。
現在、次のサービスは、使用状況メトリクスを Service Quotas と統合しています。
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AWS CloudHSM
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Elastic Load Balancing
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AWS Fargate
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AWS Key Management Service
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Amazon SageMaker
サービスクォータを可視化し、オプションでアラームを設定するには
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CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインで [Metrics (メトリクス)] を選択します。
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[All metrics] (すべてのメトリクス) タブで [Usage] (使用状況) をクリックした後、[By AWS Resource] (AWS リソース別) をクリックします。
サービスクォータ使用状況メトリクスのリストが表示されます。
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いずれかのメトリクスの横にあるチェックボックスをオンにします。
グラフには、その AWS リソースの現在の使用状況が表示されます。
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サービスクォータをグラフに追加するには、次の手順を実行します。
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[グラフ化したメトリクス] タブを選択します。
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[Math expression (数式)]、[Start with an empty expression (空の式で開始)] の順に選択します。新しい行の [Details] (詳細) で
SERVICE_QUOTA(m1)
と入力します。グラフに新しい行が追加され、メトリクスで表されるリソースのサービスクォータが表示されます。
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現在の使用状況をクォータの割合として表示するには、新しい式を追加するか、現在の [SERVICE_QUOTA] 式を変更します。使用する新しい式は
m1/SERVICE_QUOTA(m1)*100
となります。(オプション)サービスクォータに近づいた場合に通知するアラームを設定するには、次の手順を実行します。
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m1/SERVICE_QUOTA(m1)*100
を含む行の [Actions] (アクション) で、アラームアイコンをクリックします。それはベルのように見えます。アラーム作成ページが表示されます。
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[Conditions (条件)] で、[Threshold type (しきい値の種類)] が [Static (静的)] で、[Whenever Expression1 is (式 1)] が [Greater (大きい)] に設定されていることを確認します。[than (以上)] に「
80
」と入力します。これにより、使用量がクォータの 80% を超えたときに ALARM 状態になるアラームが作成されます。 -
[Next] を選択します。
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次のページで、Amazon SNS トピックを選択するか、新しいトピックを作成し、[Next] (次へ) を選択します。選択するトピックは、アラームが ALARM 状態になったときに通知されます。
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次のページで、アラームの名前と説明を入力し、[Next (次へ)] を選択します。
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[アラームの作成] を選択します。
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