AWS Data Exchange とは - AWS Data Exchange ユーザーガイド
AWS Data Exchange におけるデータ許可とはAWS Marketplace データ製品とはサポートされるデータセットAWS Data Exchangeへのアクセスサポートされるリージョン関連サービス

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AWS Data Exchange とは

AWS Data Exchange は、AWS で他の組織からのデータ権限を大規模に共有および管理することを容易にするサービスです。

データレシーバーは、すべてのデータ許可と AWS Marketplace データサブスクリプションを 1 か所で追跡および管理できます。AWS Data Exchange データセットにアクセスできる場合は、互換性のある AWS やパートナー分析、機械学習を使用して、データセットからインサイトを引き出すことができます。AWS Marketplace からデータ製品を購入する方法については、「でのデータ製品のサブスクライブ AWS Data Exchange」を参照してください。

データ送信者は、AWS Data Exchange を使用することで、データ配信や権限基盤を構築して維持する必要がなくなります。AWS アカウントを持つすべてのユーザーが、データ許可を作成してデータレシーバーに送信できます。データを製品として AWS Marketplace で販売する場合は、ガイドラインに従って適格であることを確認してください。詳細については、「AWS Marketplace へのデータ製品の出品」を参照してください。

さらに、AWS アカウント の有無にかかわらず、誰もが AWS の Open Data プログラムの一部である公開されているデータセットを検索して使用できます。詳細については、「AWS データセットでの Open Data の使用」を参照してください。

AWS Data Exchange におけるデータ許可とは

データ許可は、データセットへのアクセスをデータレシーバーに許可するためにデータ送信者が作成する、AWS Data Exchange 内の売買単位です。データ送信者がデータ許可を作成すると、許可リクエストがデータレシーバーの AWS アカウントに送信されます。データレシーバーはデータ許可を承諾し、基になるデータへのアクセス権を取得します。

データ製品は、以下の部分で構成されます。

  • データセット — AWS Data Exchange 内のデータセットは、送信者がキュレートしたリソースです。データ許可の承諾後にレシーバーがアクセスできるデータアセットが含まれています。AWS Data Exchange は、ファイル、API、Amazon Redshift、Amazon S3、および AWS Lake Formation (プレビュー) という 5 種類のデータセットをサポートしています。

  • データ許可の詳細 — この情報には、データレシーバーに表示されるデータ許可の名前と説明が含まれます。

  • 受取人アクセスの詳細 — この情報にはレシーバーの AWS アカウント ID が含まれます。また、レシーバーがデータにアクセスできる期間を指定します。

AWS Marketplace データ製品とは

製品とは、プロバイダーによって発行され、サブスクライバーが利用できるようになる、AWS Marketplace 内の売買単位です。データ製品とは、AWS Data Exchange データセットを含む製品です。データプロバイダーがデータ製品を発行すると、AWS がガイドラインと利用規約に照らしてレビューした後で、当該製品が AWS Marketplace 製品カタログに掲載されます。発行する各製品は、製品 ID によって一意に識別されます。

データ製品には、次の部分があります。

  • 製品の詳細 – この情報には、名前、説明 (簡単な説明と詳しい説明の両方)、データサンプル、ロゴ画像、およびサポート連絡先情報が含まれます。製品の詳細は、プロバイダーが入力します。

  • 製品オファー – オファーは、製品をサブスクライブするときにサブスクライバーが同意する条件を定義します。AWS Marketplace の公開カタログで製品を利用可能にするには、プロバイダーがパブリックオファーを定義する必要があります。このオファーには、料金と期間、データサブスクリプション契約、返金ポリシーが含まれ、カスタムオファーを作成するオプションもあります。

  • データセット – 製品には、1 つ、または複数のデータセットを含めることができます。AWS Data Exchange のデータセットは、データプロバイダーによってキュレートされたリソースで、レシーバーがデータ許可の承諾後にアクセスできるデータアセットが含まれています。AWS Data Exchange は、ファイル、API、Amazon Redshift、Amazon S3、および AWS Lake Formation (プレビュー) という 5 種類のデータセットをサポートしています。

サポートされるデータセット

AWS Marketplace は、サービスの使用を通じて透明性を促進することにより、データトランザクションの円滑化に対して責任あるアプローチを取っています。AWS Marketplace は、許可されるデータタイプのレビューを行って、許可されない製品を制限しています。プロバイダーによるデータセットの配信は、AWS Marketplace 販売者向けの利用規約に規定された法的な適格要件を満たすデータセットに制限されています。

許可されるデータのタイプに関する詳細については、「公開ガイドライン」を参照してください。

重要

AWS のお客様には、独自のデューディリジェンスを追加で実施して、適用されるデータプライバシー法に対するコンプライアンスを確保することが推奨されます。AWS Data Exchange の製品またはその他リソースが不正または非合法的な目的のために使用されている疑いがある場合は、Amazon AWS の不正使用を報告するフォームを使用して報告してください。

AWS Data Exchangeへのアクセス

データレシーバー

データレシーバーは、現在のデータ許可、保留中のデータ許可、期限切れのデータ許可のすべてを AWS Data Exchange コンソールから確認できます。

また、AWS Data Exchange を通じて AWS Marketplace カタログから新しいサードパーティのデータセットを見つけてサブスクライブすることもできます。

データ送信者とデータプロバイダー

データ送信者またはデータプロバイダーは、以下のオプションを使用して AWS Data Exchange にアクセスできます。

  • AWS Data Exchange コンソールを使用して直接アクセス ([データを発行] )

  • AWS Marketplace で利用可能なデータ製品を提供するデータプロバイダーは、以下の API を使用してプログラムからアクセスできます。

    • AWS Data Exchange API – この API 操作を使用して、データセットとリビジョンを作成、表示、更新、および削除します。これらの API 操作は、リビジョンに対するアセットのインポートとエクスポートにも使用できます。詳細については、「AWS Data Exchange API リファレンス」を参照してください。

    • AWS Marketplace カタログ API – API オペレーションを使用して、AWS Marketplace に発行されたデータ製品を表示および更新します。詳細については、「AWS Marketplace カタログ API リファレンス」を参照してください。

サポートされるリージョン

AWS Data Exchange データ許可、サブスクリプション、データセット、リビジョン、およびアセットは、サポートされているリージョン内でプログラムまたは AWS Data Exchange コンソールを使用して管理できるリージョンリソースです。サポートされているリージョンの詳細については、「グローバルインフラストラクチャのリージョン表」を参照してください。AWS Marketplace に公開されたデータ製品は、グローバルに利用できる単一の製品カタログで提供されます。サブスクライバーは、使用している AWS リージョン にかかわらず、同一のカタログを表示できます。

以下は、AWS Data Exchange に関連するサービスです。

  • Amazon S3 — AWS Data Exchange は、プロバイダーが Amazon S3 バケットからデータファイルをインポートして保存できるようにします。データ受取人は、これらのファイルをプログラムで Amazon S3 にエクスポートできます。また、AWS Data Exchange を使用することで、受取人はプロバイダーの Amazon S3 バケットに直接アクセスして利用できます。詳細については、「Amazon Simple Storage Service ユーザーガイド」の「Amazon S3 とは?」を参照してください。

  • Amazon API Gateway — データセット用にサポートされるもう 1 つのアセットタイプは API です。データ受取人は、API をプログラムから呼び出すか、API を AWS Data Exchange コンソールから呼び出すか、OpenAPI 仕様ファイルをダウンロードすることができます。詳細については、「Amazon API Gateway デベロッパーガイド」の「Amazon API Gateway とは何ですか?」を参照してください。

  • Amazon Redshift – AWS Data Exchange は Amazon Redshift データセットをサポートします。データ受取人は、データを抽出、変換、ロードすることなく Amazon Redshift 内のデータをクエリするための読み取り専用アクセス権を取得できます。詳細については、「Amazon Redshift 入門ガイド」の「Amazon Redshift の開始方法」、および「Amazon Redshift データベースデベロッパーガイド」の「Amazon Redshift システムの概要」を参照してください。

  • AWS Marketplace – AWS Data Exchange を使用すると、データセットを AWS Marketplace の製品として公開できます。AWS Data Exchange データプロバイダーは、AWS Marketplace 販売者として登録する必要があり、AWS Marketplace 管理ポータル または AWS Marketplace Catalog API を使用できます。AWS Marketplace サブスクライバーになる方法については、「AWS Marketplace 購入者ガイド」の「AWS Marketplace とは」を参照してください。AWS Marketplace 販売者になる方法については、「AWS Marketplace 販売者ガイド」の「AWS Marketplace とは」を参照してください。

  • AWS Lake Formation— AWS Data Exchange は、AWS Lake Formation データ許可データセット (プレビュー) をサポートします。データ受取人は、データプロバイダーの AWS Lake Formation データレイクに保存されているデータにアクセスし、このデータに対して独自の AWS Lake Formation データセットからクエリ、変換、およびアクセス共有を行うことができます。詳細については、「AWS Lake Formation」を参照してください。