設計原則 - パフォーマンス効率の柱

設計原則

以下の設計原則は、クラウド内で効率的なワークロードを実現し、維持するために役立ちます。

  • 高度なテクノロジーを誰もが使えるようにする: 複雑なタスクをクラウドベンダーに委託することで、チームがより簡単に高度なテクノロジーを実装できるようにします。IT チームに新しいテクノロジーのホストと実行について学んでもらうのではなく、テクノロジーをサービスとして消費することを検討します。例えば、NoSQL データベース、メディアトランスコーディング、および機械学習などは、いずれも特化された専門知識を必要とするテクノロジーです。クラウドでは、これらのテクノロジーが、チームが使用できるサービスとなり、チームはリソースのプロビジョニングと管理ではなく、製品の開発に集中できるようになります。

  • わずか数分でグローバル展開する: 世界各地にある複数の AWS リージョンでワークロードをデプロイすると、最小限のコストで顧客により低いレイテンシーとより良いエクスペリエンスを提供することができます。

  • サーバーレスアーキテクチャを使用する: サーバーレスアーキテクチャにより、従来のコンピューティングアクティビティのために物理的なサーバーを実行および維持する必要がなくなります。例えば、サーバーレスストレージサービスは静的ウェブサイトとして機能させることができ (ウェブサイトサーバーが不要になる)、イベントサービスはコードをホストできます。これによって物理サーバーを管理する運用上の負担が取り除かれます。また、マネージドサービスはクラウド規模で運用されることから、トランザクションコストも削減することができます。

  • より頻繁に実験する: 仮想および自動化可能なリソースを使用して、異なるタイプのインスタンス、ストレージ、および設定による比較テストを迅速に実行できます。

  • メカニカルシンパシーを考慮する: 目標に最も合致するテクノロジーアプローチを使用します。例えば、ワークロードで使用するデータベースやストレージを選択するときは、データアクセスのパターンを考慮します。