RDS for Oracle DB インスタンスの管理 - Amazon Relational Database Service

RDS for Oracle DB インスタンスの管理

以下は、RDS for Oracle DB インスタンスで実行する一般的な管理タスクです。一部のタスクは、すべての RDS DB インスタンスで同じです。その他のタスクは、RDS for Oracle に固有です。

次のタスクはすべての RDS データベースに共通ですが、Oracle データベースには特別な考慮事項があります。例えば、Oracle クライアント SQL*Plus および SQL Developer を使用して Oracle Database に接続します。

以下では、RDS Oracle 共通の DBA タスクでの、Amazon RDS 専用の実装に関する説明を行います。マネージドサービスエクスペリエンスを提供するうえで、Amazon RDS は DB インスタンスへのシェルアクセスを提供していません。また、RDS では、アドバンストの特権を必要とする特定のシステムの手順やテーブルへのアクセスも制限しています。多くのタスクでは、データベースの管理のための Amazon RDS 専用のツールとして、rdsadmin パッケージを実行します。

Oracle を実行する DB インスタンスのための一般的な DBA タスクを次に示します。

Oracle との Amazon S3 統合および、OEM Management Agent データベースタスクを実行するため Amazon RDS の手順を使用することも可能です。詳細については、「「Amazon S3 統合」」および「Management Agent を使用したデータベースタスクの実行」を参照してください。

ごみ箱を空にする

テーブルを削除しても、Oracle データベースはただちにストレージ領域を削除しません。データベースによってテーブルの名前が変更され、テーブルと関連オブジェクトがごみ箱に入れられます。ごみ箱を空にすると、これらのアイテムが削除され、ストレージ領域が解放されます。

ごみ箱全体を空にするには、Amazon RDS プロシージャ rdsadmin.rdsadmin_util.purge_dba_recyclebin を使用します。ただし、このプロシージャでは、 SYS および RDSADMIN オブジェクトのごみ箱は空になりません。これらのオブジェクトを消去する必要がある場合は、AWS サポートにお問い合わせください。

次の例は、ごみ箱全体を空にします。

EXEC rdsadmin.rdsadmin_util.purge_dba_recyclebin;