Amazon S3 Glacier
開発者ガイド (API バージョン 2012-06-01)

Amazon S3 Glacier とは

Amazon S3 Glacier Developer Guide へようこそ。Amazon Simple Storage Service Glacier、Amazon S3 Glacier (Glacier) は、頻繁に使用されないデータ (コールドデータ) に最適化されたストレージサービスです。

Glacier は、データのアーカイブとバックアップ用に、セキュリティ機能を備えた耐久性が高いストレージを提供する、非常に低コストのストレージサービスです。Glacier では、数か月、数年、さらには数十年にわたって、コスト効率良くデータを保管できます。Glacier を利用すると、ストレージの運用と規模拡大/縮小に伴う管理作業を AWS に任せることができるので、容量計画、ハードウェアの準備、データレプリケーション、ハードウェア障害の検出と復旧、時間のかかるハードウェア移行に悩むことがなくなります。サービスの詳細と料金情報については、「Glacier の詳細ページ」を参照してください。

Glacier を初めてお使いになる方向けの情報

Glacier を初めて使用する方には、次のセクションを初めに読むことをお勧めします。

  • Glacier とは — このセクションの以降の部分では、基盤となるデータモデル、サポートしているオペレーション、サービスとの連係に利用できる AWS SDK について説明します。

  • 開始方法 — Amazon S3 Glacier の使用開始」セクションでは、ボールトの作成プロセス、アーカイブのアップロード、アーカイブをダウンロードするジョブの作成、ジョブ出力の取得、アーカイブの削除について順を追って説明します。

    重要

    Glacier が備えているコンソールでは、ボールトの作成と削除を実行できます。ただし、それ以外の Glacier の操作には、AWS Command Line Interface (AWS CLI) の使用またはコードの記述が必要になります。たとえば、写真、ビデオ、その他のドキュメントなどのデータをアップロードするには、AWS CLI を使用する必要があります。あるいは、REST API を直接使用するか AWS SDK を使用して、アップロードリクエストを行うコードを記述する必要があります。AWS CLI での Glacier の使用の詳細については、『Glacier の AWS CLI リファレンス』を参照してください。AWS CLI をインストールするには、「AWS Command Line Interface」を参照してください。

「はじめに」セクションを読み終えたら、Glacier のオペレーションについてさらに詳しく学習することをお勧めします。以下のセクションでは、REST API や Java または Microsoft .NET 用の AWS Software Development Kit (SDK) を用いた Glacier の運用に関する詳細を示します。

  • Amazon S3 Glacier での AWS SDK の使用

    このセクションでは、このガイドの多様なコード例で使用されている AWS SDK の概要を示します。このセクションの内容をよく確認しておくと、以降のセクションの理解に役立ちます。これらの SDK が提供する高レベルまたは低レベルの API の概要、使用する状況、このガイドで提供されるコード例を実行するための一般的な手順について記載します。

  • Amazon S3 Glacier のボールトに関する各種操作

    このセクションでは、ボールトの作成、ボールトメタデータの取得、ボールトインベントリを取得するジョブの使用、ボールト通知の設定など、各種のボールトオペレーションの詳細を示します。Glacier コンソールの使用に加えて、多様なボールトオペレーションに AWS SDK を使用できます。このセクションでは、API について説明し、AWS SDK for Java と .NET を使用した作業サンプルを提示します。

  • Amazon S3 Glacier でアーカイブを使用する

    このセクションでは、単一のリクエストでアーカイブをアップロードしたり、マルチパートアップロードオペレーションを使用してパート単位で大きなアーカイブをアップロードしたりするなどのアーカイブオペレーションについて、その詳細を説明します。また、アーカイブを非同期的にダウンロードするジョブの作成についても解説しています。このセクションでは、AWS SDK for Java と .NET を使用した例を示します。

  • Glacier の API リファレンス

    Glacier は RESTful なサービスです。このセクションでは、REST オペレーションについて説明し、すべての REST オペレーションに関する構文と、リクエストおよびレスポンスの例を示します。この API をラップする AWS SDK ライブラリは、プログラミング作業の簡素化に役立ちます。

Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) は S3 バケットのライフサイクル設定をサポートしています。これにより、オブジェクトをアーカイブのために Amazon S3 GLACIER ストレージクラスに移行させることができます。Amazon S3 オブジェクトを GLACIER ストレージクラスに移行する際に、Amazon S3 は内部的に Glacier を使用して、堅牢なストレージをより低コストで実現します。オブジェクトは Glacier に保存されますが、引き続き Amazon S3 で管理する Amazon S3 オブジェクトであり、Glacier を介して直接アクセスすることはできません。

Amazon S3 ライフサイクル設定と GLACIER ストレージクラスへのオブジェクト移行の詳細については、Amazon Simple Storage Service 開発者ガイド の「オブジェクトのライフサイクル管理」と「オブジェクトの移行」を参照してください。