Amazon Relational Database Service
ユーザーガイド

DB インスタンス のエンジンバージョンのアップグレード

Amazon RDS では、サポート対象の各データベースエンジンの新しいバージョンを提供しているため、DB インスタンスを最新の状態に維持することができます。新しいバージョンには、データベースエンジンのバグ修正、セキュリティの強化、およびその他の改善が含まれます。Amazon RDS がデータベースエンジンの新しいバージョンをサポートすると、DB インスタンスをアップグレードする方法とタイミングを選択できます。

アップグレードには、メジャーバージョンのアップグレードとマイナーバージョンのアップグレードの 2 種類があります。一般的に、メジャーエンジンバージョンのアップグレードは、既存のアプリケーションと互換性のない変更を導入する場合があります。それに対して、マイナーバージョンのアップグレードには、既存のアプリケーションとの下位互換性がある変更のみが含まれます。

バージョン番号付けの順序は、各データベースエンジンに固有です。たとえば、Amazon RDS MySQL 5.7 および 8.0 は、メジャーエンジンバージョンで、5.7 から 8.0 バージョンへのアップグレードは、メジャーバージョンのアップグレードです。Amazon RDS MySQL 5.7.22 および 5.7.23 は、マイナーエンジンバージョンで、5.7.22 から 5.7.23 へのアップグレードは、マイナーバージョンのアップグレードです。

特定の DB エンジンのメジャーバージョンおよびマイナーバージョンのアップグレードの詳細については、以下の DB エンジンに関するドキュメントを参照してください。

メジャーバージョンのアップグレードの場合は、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、または RDS API を通じて、DB エンジンバージョンを手動で変更する必要があります。マイナーバージョンのアップグレードの場合は、エンジンバージョンを手動で変更することも、マイナーバージョン自動アップグレードを有効にすることもできます。

エンジンバージョンの手動アップグレード

DB インスタンスのエンジンバージョンを手動でアップグレードするには、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI または RDS API を使用することができます。

コンソール

コンソールを使用して DB インスタンスのエンジンバージョンをアップグレードするには

  1. AWS マネジメントコンソールにサインインし、Amazon RDS コンソール (https://console.aws.amazon.com/rds/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[データベース] を選択し、アップグレードする DB インスタンスを選択します。

  3. [Modify] を選択します。[Modify DB Instance] ページが表示されます。

  4. [DB engine version] で、新しいバージョンを選択します。

  5. [Continue] を選択して、変更の概要を確認します。

  6. 変更をすぐに反映させるには、[Apply immediately] を選択します。このオプションを選択すると、停止状態になる場合があります。詳細については、「Apply Immediately パラメータを使用する」を参照してください。

  7. 確認ページで、変更内容を確認します。正しい場合は、[Modify DB Instance] を選択して変更を保存します。

    または、[Back] を選択して変更を編集するか、[Cancel] を選択して変更をキャンセルします。

AWS CLI

DB インスタンスのエンジンバージョンをアップグレードするには、CLI の modify-db-instance コマンドを使用します。以下のパラメータを指定します。

  • --db-instance-identifier ​– DB インスタンスの名前です。

  • --engine-version – アップグレード先のデータベースエンジンのバージョン番号です。

    有効なエンジンバージョンの詳細については、AWS CLI の describe-db-engine-versions コマンドを参照してください。

  • --allow-major-version-upgrade – メジャーバージョンをアップグレードします。

  • --no-apply-immediately ​– 次のメンテナンス時間中に変更を適用します。今すぐ変更を適用するには、--apply-immediately を使用します。

Linux、OS X、Unix の場合:

aws rds modify-db-instance \ --db-instance-identifier mydbinstance \ --engine-version new_version \ --allow-major-version-upgrade \ --no-apply-immediately

Windows の場合:

aws rds modify-db-instance ^ --db-instance-identifier mydbinstance ^ --engine-version new_version ^ --allow-major-version-upgrade ^ --no-apply-immediately
RDS API

DB インスタンスのエンジンバージョンをアップグレードするには、ModifyDBInstance アクションを使用します。以下のパラメータを指定します。

  • DBInstanceIdentifier – DB インスタンスの名前、たとえば mydbinstance です。

  • EngineVersion – アップグレード先のデータベースエンジンのバージョン番号です。有効なエンジンバージョンについては、DescribeDBEngineVersions オペレーションを使用します。

  • AllowMajorVersionUpgrade – メジャーバージョンのアップグレードを許可するかどうか。そのためには、値を true に設定します。

  • ApplyImmediately – 変更をすぐに適用するか、次のメンテナンスウィンドウ中に適用するかを指定します。今すぐ変更を適用するには、値を true に設定します。次のメンテナンスウィンドウ中に変更を適用するには、値を false に設定します。

自動的にマイナーエンジンバージョンをアップグレードする

マイナーエンジンバージョンは、メジャーエンジンバージョン内の DB エンジンバージョンへのアップデートです。たとえば、メジャーエンジンバージョンは 9.6、マイナーエンジンバージョンはその間の 9.6.11 および 9.6.12 となります。

Amazon RDS がデータベースの DB エンジンバージョンを自動的にアップグレードする場合は、データベースの自動マイナーバージョンアップグレードを有効にできます。推奨マイナーエンジンバージョンとしてマイナーエンジンバージョンが指定されると、次の両方の条件を満たす各データベースは自動的にマイナーエンジンバージョンにアップグレードされます。

  • データベースは、推奨マイナーエンジンバージョンより低い DB エンジンのマイナーバージョンを実行中です。

  • データベースは、マイナーバージョン自動アップグレードを有効にしています。

以下のタスクを実行すると、DB インスタンスのマイナーバージョン自動アップグレードを有効にするかどうかを制御できます。

これらのタスクを実行すると、次の方法で DB インスタンスのマイナーバージョン自動アップグレードを有効にするかどうかを制御できます。

  • コンソールを使用して、[マイナーバージョン自動アップグレード] を設定します。

  • AWS CLI を使用して、--auto-minor-version-upgrade|--no-auto-minor-version-upgrade オプションを設定します。

  • RDS API を使用して、AutoMinorVersionUpgrade パラメータを設定します。

DB エンジンバージョンのアップグレードなど、メンテナンス更新が DB インスタンスで利用可能かどうかを確認するには、コンソール、AWS CLI、または RDS API を使用できます。DB エンジンバージョンを手動でアップグレードして、メンテナンス期間を調整することもできます。詳細については、「DB インスタンスのメンテナンス」を参照してください。