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ElastiCache のリザーブドノード
1 つ以上のノードを予約することは、コスト削減の手段になる場合があります。リザーブドノードには、ノードタイプと予約の期間 (1 年または 3 年) に応じて、前払い料金が請求されます。
リザーブドノードがユースケースにとってコスト削減になるかどうかを確認するには、最初に、必要なノードサイズとノード数を決定します。次に、ノードの使用量を見積もり、オンデマンドノードとリザーブドノードを使用した場合の総コストを比較します。クラスターでリザーブドノードとオンデマンドノードを組み合わせて利用することもできます。料金情報については、「Amazon ElastiCache 料金表
注記
リザーブドノードは柔軟ではなく、予約したインスタンスタイプにのみ適用されます。
リザーブドノードによるコスト管理
1 つまたは複数のノードを予約すると、コスト削減の手段となる場合があります。リザーブドノードには、ノードタイプと予約の期間 (1 年または 3 年) に応じて、前払い料金が請求されます。この料金は、オンデマンドノードで発生する 1 時間あたりの使用料金よりもはるかに安くなります。
リザーブドノードがユースケースにとってコスト削減になるかどうかを確認するには、最初に、必要なノードサイズとノード数を決定します。次に、ノードの使用量を見積もり、オンデマンドノードとリザーブドノードを使用した場合の総コストを比較します。クラスターでリザーブドノードとオンデマンドノードを組み合わせて利用することもできます。料金情報については、「Amazon ElastiCache 料金表
AWS リージョン、ノードタイプ、期間の長さは購入時に選択する必要があり、後で変更することはできません。
AWS Management Console、AWS CLI、または ElastiCache API を使用して、使用可能なリザーブドノードを一覧表示および購入できます。
リザーブドノードの詳細については、「Amazon ElastiCache リザーブドノード
スタンダードリザーブドノードサービス
Amazon ElastiCache でスタンダードリザーブドノードインスタンス (RI) を購入すると、リザーブドノードインスタンスの期間中、特定のノードインスタンスタイプと AWS リージョンに対して割引料金が適用されます。Amazon ElastiCache のリザーブドノードインスタンスを使用するには、オンデマンドインスタンスと同様に新しい ElastiCache ノードインスタンスを作成する必要があります。
新しく作成するノードインスタンスは、リザーブドノードインスタンスの仕様に完全に一致する必要があります。新しいノードインスタンスの仕様がアカウント内の既存のリザーブドノードインスタンスと一致する場合は、リザーブドノードインスタンスに適用される割引料金で請求されます。一致しない場合、ノードインスタンスはオンデマンド料金で請求されます。これらのスタンダード RI は、R5 および M5 インスタンスファミリー以降から使用可能です。
注記
次に説明する 3 つの提供タイプすべては、1 年および 3 年契約で利用できます。
提供しているタイプ
前払いなし RI は、前払い料金なしでリザーブド ElastiCache インスタンスへのアクセスを提供します。前払いなしのリザーブド ElastiCache インスタンスは、使用されたどうかにかかわらず、期間内のすべての時間は割引時間料金での請求となります。
一部前払い RI では、リザーブド ElasticCache インスタンスの一部を前払いする必要があります。期間内の残りの時間は、使用量にかかわらず、割引された時間料金で請求されます。このオプションは、次のセクションで説明する従来の重度使用オプションに代わるオプションです。
[全額前払い] RIでは、RI期間の開始時に全額の支払いが必要です。使用時間数に関係なく、残りの期間にそれ以外のコストは生じません。
従来のリザーブドノードサービス
従来のノード予約には、重度使用、中度使用、軽度使用の 3 つのレベルがあります。ノードは、どの使用量レベルでも、1 年間または 3 年間予約できます。ノードタイプ、使用量レベル、および予約期間が合計コストに影響します。リザーブドノードを購入する前にさまざまなモデルを比較して、リザーブドノードがビジネスにもたらす節約額を確認してください。
1 つの使用量レベルまたは期間で購入されたノードを、別の使用量レベルまたは期間に変換することはできません。
使用量レベル
重度使用のリザーブドノードでは、基準となる処理能力を一定に保った安定したワークロードが可能になります。重度使用のリザーブドノードの予約金は高くなりますが、インスタンスの実行時間がリザーブドノードの期間の 79% を超える場合は、節約額が最も大きくなる可能性があります (最大でオンデマンド料金の 70% 引き)。重度使用のリザーブドノードでは、1 回払いで支払います。ノードが実行されているかどうかにかかわらず、期間中は低額の使用料が時間単位で適用されます。
[中度使用のリザーブドノード] は、リザーブドノードを長い時間使用する場合に、低額の 1 回払いを希望するときや、ノードが停止したらすぐに支払いを中止できるようにしたいときに最適です。中度使用のリザーブドノードは、インスタンスの実行時間がリザーブドノードの期間の 40% を超える予定の場合に、コスト効果の高い選択肢になります。このオプションを使用すると、オンデマンド料金から最大 64% を節約できます。中度使用のリザーブドノードは、軽度使用のリザーブドノードと比べると、予約金はわずかに上回りますが、ノード実行時の時間あたりの使用料は低く抑えられます。
軽度使用のリザーブドノードは、1 日に数時間、週に数日間のみ実行される定期的なワークロードに最適です。軽度使用のリザーブドノードでは、予約金を 1 回支払えば、ノードの実行時に時間単位で割引使用料が適用されます。ノードの実行時間がリザーブドノードの期間の 17% を超えるとコスト節減が始まり、コスト節減が始まります。リザーブドノードの全期間を通してオンデマンド料金から最大 56% を節約できます。
従来のリザーブドノードサービス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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提供タイプ | 前払いコスト | 使用料 | メリット | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
重度使用 |
高 |
時間当たりの使用料が最も低く、リザーブドノードの使用状況にかかわらず期間全体に適用されます。 |
リザーブドノードの実行が 3 年間で全体の 79% を超える場合は、全体的なコストを最も抑えることができます。 |
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中度使用 |
中 |
ノードの実行時間に応じて使用料が時間単位で発生します。ノードが実行していないときは、時間単位の使用量は発生しません。 |
作業負荷が一定していない場合、または、それほど頻繁には利用しない (3 年間で全体の 40% を超える) 場合に適しています。 |
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軽度使用 |
低 |
ノードの実行時間に応じて使用料が時間単位で発生します。ノードが実行していないときは、時間単位の使用量は発生しません。すべての種類のうち最も高い料金設定ですが、課金されるのは、リザーブドノードを使用しているときに限られます。 |
常に実行することを計画している場合は、全体的なコストが最も高くなります。まれにしかリザーブドノードを使用しない (3 年間で全期間の約 15% を超える程度) 場合は、このオプションが適しています。 |
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オンデマンド使用 (リザーブドノードなし) |
なし |
時間単位の使用料が最も高くなります。ノードの実行中は常に適用されます。 |
時間単位のコストが最も高くなります。 |
詳細については、「Amazon ElastiCache 料金表
リザーブドノードサービスに関する詳細情報の入手
リザーブドノードを購入する前に、使用可能なリザーブドノードサービスに関する情報を入手できます。
以下の例では、AWS Management Console、AWS CLI、および ElastiCache API を使用して、利用できるリザーブドノードサービスの料金表と情報を入手する方法を示します。
リザーブドノードサービスに関する詳細情報の入手 (コンソール)
AWS Management Console を使用して利用可能なリザーブドクラスターサービスの料金とその他の情報を入手するには、次の手順に従います。
利用可能なリザーブドノードサービスの情報を入手するには
-
AWS Management Console にサインインして、ElastiCache コンソール (https://console.aws.amazon.com/elasticache/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインで、[リザーブドノード] を選択します。
-
[Purchase Reserved Nodes] (リザーブドノードの購入) を選択します。
-
[Engine] (エンジン) で、Memcached を選択します。
-
使用できるサービスを確認するには、次のオプションから選択します。
-
ノードタイプ
-
期間
-
提供タイプ
選択後、選択したノードごとのコストと合計コストが [Reservation details] (予約の詳細) に表示されます。
-
-
これらのノードを購入して料金が発生することを防ぐには、[Cancel] を選択します。
リザーブドノードサービスに関する詳細情報の入手 (AWS CLI)
利用可能なリザーブドノードサービスの料金表とその他の情報を入手するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
aws elasticache describe-reserved-cache-nodes-offerings
このオペレーションにより、次のような出力が生成されます (JSON 形式)。
{
"ReservedCacheNodesOfferingId": "0xxxxxxxx-xxeb-44ex-xx3c-xxxxxxxx072",
"CacheNodeType": "cache.xxx.large",
"Duration": 94608000,
"FixedPrice": XXXX.X,
"UsagePrice": X.X,
"ProductDescription": "memcached",
"OfferingType": "All Upfront",
"RecurringCharges": [
{
"RecurringChargeAmount": X.X,
"RecurringChargeFrequency": "Hourly"
}
]
},
{
"ReservedCacheNodesOfferingId": "0xxxxxxxx-xxeb-44ex-xx3c-xxxxxxxx072",
"CacheNodeType": "cache.xxx.xlarge",
"Duration": 94608000,
"FixedPrice": XXXX.X,
"UsagePrice": X.X,
"ProductDescription": "memcached",
"OfferingType": "Partial Upfront",
"RecurringCharges": [
{
"RecurringChargeAmount": X.XXXX,
"RecurringChargeFrequency": "Hourly"
}
]
},
{
"ReservedCacheNodesOfferingId": "0xxxxxxxx-xxeb-44ex-xx3c-xxxxxxxx072",
"CacheNodeType": "cache.xx.12xlarge",
"Duration": 31536000,
"FixedPrice": X.X,
"UsagePrice": X.X,
"ProductDescription": "memcached",
"OfferingType": "No Upfront",
"RecurringCharges": [
{
"RecurringChargeAmount": X.XXXX,
"RecurringChargeFrequency": "Hourly"
}
]
}
詳細については、AWS CLI リファレンスの「describe-reserved-cache-nodes-offerings」を参照してください。
リザーブドノードサービスに関する詳細情報の入手 (ElastiCache API)
利用可能なリザーブドノードサービスの料金表と情報を入手するには、DescribeReservedCacheNodesOfferings
アクションを呼び出します。
https://elasticache.us-west-2.amazonaws.com/ ?Action=DescribeReservedCacheNodesOfferings &Version=2014-12-01 &SignatureVersion=4 &SignatureMethod=HmacSHA256 &Timestamp=20141201T220302Z &X-Amz-Algorithm &X-Amz-SignedHeaders=Host &X-Amz-Expires=20141201T220302Z &X-Amz-Credential=<credential> &X-Amz-Signature=<signature>
詳細については、ElastiCache API リファレンスの「DescribeReservedCacheNodesOfferings」を参照してください。
リザーブドノードの購入
以下の例では、AWS Management Console、AWS CLI、および ElastiCache API を使用してリザーブドノードサービスを購入する方法を示します。
重要
このセクションの例に従うと、AWS アカウントで料金が発生します。これを元に戻すことはできません。
リザーブドノードの購入 (コンソール)
この例では、リザーブドノード ID が myreservationID の特定のリザーブドノードサービス 649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f を購入する方法を示しています。
次の手順では、AWS Management Console を使用して、提供 ID 別にリザーブドノードサービスを購入します。
リザーブドノードを購入するには
-
AWS Management Console にサインインして、ElastiCache コンソール (https://console.aws.amazon.com/elasticache/
) を開きます。 -
ナビゲーションリストで、[Reserved Nodes] (リザーブドノード) リンクを選択します。
-
[Purchase reserved nodes] (リザーブドノードを購入) ボタンを選択します。
-
[Engine] (エンジン) で、Memcached を選択します。
-
使用できるサービスを確認するには、次のオプションから選択します。
-
ノードタイプ
-
期間
-
提供タイプ
-
オプションの [Reserved node ID] (リザーブドノード ID)
選択後、選択したノードごとのコストと合計コストが [Reservation details] (予約の詳細) に表示されます。
-
-
[Purchase] (購入) を選択します。
リザーブドノードの購入 (AWS CLI)
以下の例では、リザーブドノード ID が myreservationID の特定のリザーブドクラスターサービス 649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f を購入する方法を示しています。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力します。
Linux、macOS、Unix の場合:
aws elasticache purchase-reserved-cache-nodes-offering \ --reserved-cache-nodes-offering-id
649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f
\ --reserved-cache-node-idmyreservationID
Windows の場合:
aws elasticache purchase-reserved-cache-nodes-offering ^ --reserved-cache-nodes-offering-id
649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f
^ --reserved-cache-node-idmyreservationID
このコマンドにより、以下のような出力が返されます。
RESERVATION ReservationId Class Start Time Duration Fixed Price Usage Price Count State Description Offering Type
RESERVATION myreservationid cache.xx.small 2013-12-19T00:30:23.247Z 1y XXX.XX USD X.XXX USD 1 payment-pending memcached Medium Utilization
詳細については、AWS CLI リファレンスの「purche-reserved-cache-nodes-offerings」を参照してください。
リザーブドノードの購入 (ElastiCache API)
以下の例では、リザーブドクラスター ID が myreservationID の特定のリザーブドノードサービス 649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f を購入する方法を示しています。
以下のパラメーターを指定して PurchaseReservedCacheNodesOffering
オペレーションを呼び出します。
-
ReservedCacheNodesOfferingId
=649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f
-
ReservedCacheNodeID
=myreservationID
-
CacheNodeCount
=1
https://elasticache.us-west-2.amazonaws.com/ ?Action=PurchaseReservedCacheNodesOffering &ReservedCacheNodesOfferingId=649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f &ReservedCacheNodeID=myreservationID &CacheNodeCount=1 &SignatureVersion=4 &SignatureMethod=HmacSHA256 &Timestamp=20141201T220302Z &X-Amz-Algorithm=&AWS;4-HMAC-SHA256 &X-Amz-Date=20141201T220302Z &X-Amz-SignedHeaders=Host &X-Amz-Expires=20141201T220302Z &X-Amz-Credential=<credential> &X-Amz-Signature=<signature>
詳細については、ElastiCache API リファレンスの「PurchaseReservedCacheNodesOffering」を参照してください。
リザーブドノードに関する詳細情報の入手
購入したリザーブドノードに関する情報は、AWS Management Console、AWS CLI、および ElastiCache API を使用して入手できます。
リザーブドノードに関する詳細情報の入手 (コンソール)
次の手順では、AWS Management Console を使用して、購入したリザーブドノードに関する情報を入手します。
購入したリザーブドノードに関する情報を入手するには
-
AWS Management Console にサインインして、ElastiCache コンソール (https://console.aws.amazon.com/elasticache/
) を開きます。 -
ナビゲーションリストで、[Reserved nodes] (リザーブドノード) リンクを選択します。
アカウントのリザーブドノードが [Reserved nodes] (リザーブドノード) の一覧に表示されます。リスト内のいずれかのリザーブドノードを選択して、コンソールの下部にある詳細ペインにリザーブドノードの詳細情報を表示できます。
リザーブドノードに関する詳細情報の入手 (AWS CLI)
AWS アカウントのリザーブドノードに関する情報を入手するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
aws elasticache describe-reserved-cache-nodes
このオペレーションにより、次のような出力が生成されます (JSON 形式)。
{
"ReservedCacheNodeId": "myreservationid",
"ReservedCacheNodesOfferingId": "649fd0c8-cf6d-47a0-bfa6-060f8e75e95f",
"CacheNodeType": "cache.xx.small",
"Duration": "31536000",
"ProductDescription": "memcached",
"OfferingType": "Medium Utilization",
"MaxRecords": 0
}
詳細については、AWS CLI リファレンスの「describe--reserved-cache-nodes」を参照してください。
リザーブドノードに関する詳細情報の入手 (ElastiCache API)
AWS アカウントのリザーブドノードに関する情報を取得するには、DescribeReservedCacheNodes
オペレーションを呼び出します。
https://elasticache.us-west-2.amazonaws.com/ ?Action=DescribeReservedCacheNodes &Version=2014-12-01 &SignatureVersion=4 &SignatureMethod=HmacSHA256 &Timestamp=20141201T220302Z &X-Amz-Algorithm=&AWS;4-HMAC-SHA256 &X-Amz-Date=20141201T220302Z &X-Amz-SignedHeaders=Host &X-Amz-Expires=20141201T220302Z &X-Amz-Credential=<credential> &X-Amz-Signature=<signature>
詳細については、ElastiCache API リファレンスの「DescribeReservedCacheNodes」を参照してください。