Amazon RDS for PostgreSQL
Amazon RDS では、PostgreSQL の複数のバージョンを実行する DB インスタンスがサポートされています。利用可能なバージョンのリストについては、「利用可能な PostgreSQL データベースのバージョン」を参照してください。
DB インスタンス、DB スナップショット、ポイントインタイムの復元とバックアップを作成できます。PostgreSQL を実行する DB インスタンスでは、マルチ AZ 配置、リードレプリカ、プロビジョンド IOPS がサポートされています。これらのインスタンスは、仮想プライベートクラウド (VPC) 内で作成できます。PostgreSQL を実行する DB インスタンスには Secure Socket Layer (SSL) でも接続できます。
DB インスタンスを作成する前に、必ず「Amazon RDS 環境のセットアップ」の手順を完了してください。
スタンダード的な SQL クライアントアプリケーションを使用して、クライアントコンピュータからインスタンスに対してコマンドを実行できます。例えば、pgAdmin (PostgreSQL 用に普及しているオープンソースの管理および開発ツール) や psql (PostgreSQL インストールに含まれるコマンドラインユーティリティ) などのアプリケーションを使用できます。マネージド型サービスエクスペリエンスを提供するために、Amazon RDS では DB インスタンスへのホストアクセスが許可されません。また、アドバンストの特権を必要とする特定のシステムの手順やテーブルへのアクセスも制限されいます。Amazon RDS は、任意のスタンダード SQL クライアントアプリケーションによる、DB インスタンス上のデータベースへのアクセスがサポートされています。Amazon RDS では、Telnet またはセキュアシェル (SSH) を使用しての、DB インスタンスへのダイレクトホストアクセスは許可されません。
Amazon RDS for PostgreSQL は、多くの業界スタンダードに準拠しています。例えば、Amazon RDS for PostgreSQL データベースを使用して、HIPAA 準拠アプリケーションをビルドしたり、医療関連の情報を保存したりできます。これには、AWS との間で締結された事業提携契約 (BAA) に基づく保護されるべき医療情報 (PHI) の保存が含まれます。また、Amazon RDS for PostgreSQL は、Federal Risk and Authorization Management Program (FedRAMP) のセキュリティ要件を満たしています。Amazon RDS for PostgreSQL は、AWS GovCloud (US) リージョンにおいて、FedRAMP Joint Authorization Board (JAB) の Provisional Authority to Operate (P-ATO) として、FedRAMP High ベースラインの認証を受けています。サポートされるコンプライアンススタンダードの詳細については、AWS クラウドコンプライアンス
PostgreSQL データを DB インスタンスにインポートするには、「Amazon RDS の PostgreSQL にデータをインポートする」セクションの説明に従ってください。
重要
RDS for PostgreSQL DB インスタンスで問題が発生した場合、AWS サポートエージェントはデータベースのヘルスに関する詳細情報を必要とする場合があります。目標は、AWS サポートが必要な情報をできるだけ早く取得できるようにすることです。
PG コレクターを使用すると、統合された HTML ファイルに貴重なデータベース情報を収集できます。PG コレクター、その実行方法、HTML レポートのダウンロード方法の詳細については、「PG Collector
正常に完了すると、特に指定しない限り、スクリプトは読み取り可能な HTML 形式で出力を返します。スクリプトは、ビジネスを危険にさらす可能性があるデータやセキュリティの詳細を HTML から除外するように設計されています。また、データベースや環境を変更することはありません。ただし、HTML 内に共有したくない情報がある場合は、HTML をアップロードする前に該当の情報を削除してください。HTML が許容できる内容となったら、サポートケースの [ケースの詳細] で [添付ファイル] セクションを使用してアップロードします。
トピック
- Amazon RDS for PostgreSQL の一般的な管理タスク
- データベースプレビュー環境の使用
- 利用可能な PostgreSQL データベースのバージョン
- サポートされている PostgreSQL 拡張機能バージョン
- Amazon RDS for PostgreSQL でサポートされている PostgreSQL の機能を使用する
- PostgreSQL データベースエンジンを実行する DB インスタンスへの接続
- SSL/TLS を使用して RDS for PostgreSQL への接続を保護する
- Amazon RDS for PostgreSQL で Kerberos 認証を使用する
- アウトバウンドネットワークアクセスでカスタム DNS サーバーを使用する
- RDS for PostgreSQL DB エンジンのアップグレード
- PostgreSQL DB スナップショットエンジンのバージョンのアップグレード
- Amazon RDS for PostgreSQL でのリードレプリカの使用
- Amazon RDS Optimized Reads による RDS for PostgreSQL のクエリパフォーマンスの向上
- Amazon RDS の PostgreSQL にデータをインポートする
- RDS for PostgreSQL DB インスタンスから Amazon S3 へのデータのエクスポート
- RDS for PostgreSQL DB インスタンスから AWS Lambda 関数を呼び出す
- Amazon RDS for PostgreSQL の一般的な DBA タスク
- RDS for PostgreSQL の待機イベントでのチューニング
- Amazon DevOps Guru のプロアクティブインサイトによる RDS for PostgreSQL のチューニング
- Amazon RDS for PostgreSQL で PostgreSQL 拡張機能を使用する
- Amazon RDS for PostgreSQL でサポートされている外部データラッパーを使用する
- Trusted Language Extensions for PostgreSQL を使用した操作