AWS Cloud9
ユーザーガイド

AWS Cloud9 Integrated Development Environment (IDE) での言語プロジェクトの使用

AWS Cloud9 IDE では、「AWS Cloud9 Integrated Development Environment (IDE) の言語のサポート」に記載されている言語に加え、他のいくつかの言語でプロジェクト生産性向上機能を利用できます。これらの機能を使用するには、該当する言語に応じた言語プロジェクト (またはプロジェクト) を IDE で作成または特定します。プロジェクトは、IDE における AWS Cloud9 開発環境 に関連するファイル、フォルダ、および設定のコレクションです。

IDE を使用して 環境 で言語プロジェクトを作成するには、「言語プロジェクトの作成」を参照してください。

使用可能なプロジェクト生産性向上機能

AWS Cloud9 IDE は、以下のプロジェクト生産性向上機能をプログラミング言語別に提供しています。

自動入力

エディタでファイルに入力するときに、コンテキストに応じた記号 (ある場合) のリストが挿入ポイントに表示されます。

リストの記号を挿入ポイントに挿入するには、上矢印キーまたは下矢印キーを使用して記号を選択し (まだ選択されていない場合)、Tab キーを押します。

Tab キーを押す前に、選択した記号に関するヒント情報が表示されます。

記号を挿入しないでリストを閉じるには、Esc キーを押します。

ガーターアイコン

アクティブなファイルでガーターにアイコンが表示される場合があります。これらのアイコンは、コードを実行する前にコード内に問題が検出された場合、これらの問題を警告やエラーとして示します。

問題の詳細を確認するには、問題のアイコン上でマウスポインタを一時停止します。

Quick Fixes (簡易修正)

エディタのアクティブなファイルで、コーディングのエラーおよび警告に関する情報とそのコードに自動的に適用できる有効な修正を表示できます。エラーまたは警告の情報と有効な修正を表示するには、赤の点線の下線 (エラーの場合) またはグレーの点線の下線 (警告の場合) があるコードの一部を選択します。または、赤またはグレーの点線の下線があるコードにカーソルを置いたまま、Option-Enter (macOS の場合) または Alt-Enter (Linux または Windows の場合) を押します。提案された修正を適用するには、リストの修正を選択するか、矢印キーを使用して修正を選択して Enter キーを押します。簡易修正のオン/オフをマウスのクリックで切り替えるには、[AWS Cloud9]、[設定]、[User Settings (ユーザー設定)]、[言語]、[Hints & Warnings (ヒントと警告)]、[Show Available Quick Fixes on Click (クリックで利用可能な簡易修正を表示)] の順に選択します。

Find References (リファレンスの検索)

エディタのアクティブなファイルで、挿入ポイントにある記号に関するすべてのリファレンスを表示できます (これらのリファレンスに IDE からアクセスできる場合)。

これを行うには、挿入ポイントになる記号の内部で Find References コマンドを実行します。次に例を示します。

  • 挿入ポイントで右クリックし、[Find References (リファレンスの検索)] を選択します。

  • メニューバーで、[Go (移動)]、[Find References (リファレンスの検索)] の順に選択します。

  • macOS、Windows、Linux で、デフォルトの Shift-F3 を押します。

リファレンスが利用可能である場合は、アクティブなファイル上にペインが (記号の横に) 表示されます。ペインには、この記号のリファレンスがあるファイルのリストが含まれています。ペインにはリストの最初のリファレンスが表示されます。別のリファレンスを表示するには、そのリファレンスをリストで選択します。

ペインを閉じるには、ペインの閉じる (X) アイコンを選択するか、Esc キーを押します。

以下の場合は、Find References コマンドが無効であるか、正常に機能しない場合があります。

  • アクティブファイルのプロジェクトに、その記号に関するリファレンスがない場合。

  • アクティブなファイルのプロジェクトで、IDE が記号のリファレンスの一部またはすべてを見つけることができない場合。

  • IDE が、アクティブなファイルのプロジェクトで記号のリファレンス場所にアクセスできない場合。

Go to Definition (定義に移動)

エディタのアクティブなファイルで、記号からその記号の定義場所に移動できます (IDE がその定義にアクセスできる場合)。

これを行うには、挿入ポイントになる記号の内部で Jump to Definition コマンドを実行します。方法は次のとおりです。

  • 挿入ポイントで右クリックし、[Jump to Definition (定義に移動)] を選択します。

  • メニューバーで、[Go (移動)]、[Jump to Definition (定義に移動)] を選択します。

  • macOS、Windows、Linux で、デフォルトの F3 を押します。

定義が利用可能な場合は、その定義が別のファイルにある場合でも、挿入ポイントに定義が表示されます。

以下の場合は、Jump to Definition コマンドが無効であるか、正常に機能しない場合があります。

  • 記号が該当言語のプリミティブシンボルである場合。

  • アクティブなファイルのプロジェクトで IDE が定義場所を見つけられない場合。

  • アクティブなファイルのプロジェクトで IDE が定義場所にアクセスできない場合。

Go to Symbol (記号に移動)

プロジェクト内の特定の記号に移動できます。方法は次のとおりです。

  1. プロジェクトのいずれかのファイルをエディタで開いてアクティブにします。ファイルがすでに開いている場合は、そのタブをエディタで選択し、ファイルをアクティブにします。

  2. Go to Symbol コマンドを実行します。方法は次のとおりです。

    • ウィンドウの [Go (移動)] ボタン (虫眼鏡アイコン) を選択します。[Go to Anything (どこにでも移動)] ボックスに、「@」と入力し、記号の入力を開始します。

    • メニューバーで、[Go (移動)]、[Go To Symbol (記号に移動)] を選択します。[Go (移動)] ウィンドウで、[@] に続けて記号の入力を開始します。

    • macOS でデフォルトの Command-2 または Command-Shift-O を押します。Windows/Linux ではデフォルトの Ctrl-Shift-O を押します。[Go (移動)] ウィンドウで、[@] に続けて記号の入力を開始します。

    たとえば、プロジェクト内の toString という名前のすべての記号を検索するには、「@toString」と入力します。[@] がすでに表示されている場合は、[@] に続けて「toString」と入力します。

  3. 目的の記号が [Symbols (記号)] リストに表示されている場合は、その記号をクリックして選択します。または上矢印キー/下矢印キーを使用して記号を選択し、Enter キーを押します。挿入ポイントがその記号に切り替わります。

移動先の記号がアクティブなファイルのプロジェクトに存在しない場合、この手順は正常に動作しないことがあります。

言語プロジェクトの作成

言語プロジェクトを作成して AWS Cloud9 IDE でサポートされているプロジェクト生産性向上機能を利用するには、次の手順に従います。

注記

サポートされているプロジェクト生産性向上機能は、言語プロジェクトの一部であるファイルで使用することをお勧めします。サポートされているプロジェクト生産性向上機能は、言語プロジェクトの一部ではないファイルでも使用できますが、予期しない結果になることがあります。

たとえば、IDE を使用して、プロジェクトの一部ではない 環境 のルートレベルにあるファイルを対象にリファレンスや定義を検索するとします。この場合、IDE が検索する対象は同じルートレベルにあるファイルに限定される可能性があります。その結果、同じ 環境 内の他の言語プロジェクトに実際にリファレンスや定義が存在するにもかからわず、リファレンスや定義が見つからないと報告される場合があります。

TypeScript 言語プロジェクトの作成

  1. 環境 に TypeScript がインストールされていることを確認します。詳細については、「AWS Cloud9 の TypeScript サンプル」の「ステップ 1: 必要なツールをインストールする」を参照してください。

  2. 環境 で IDE のターミナルセッションから、プロジェクトを作成する先のディレクトリに切り替えます。このディレクトリが存在しない場合は、作成してから切り替えます。たとえば、以下のコマンドでは、環境 (~/environment) のルートにディレクトリ (my-demo-project) を作成し、このディレクトリに切り替えます。

    mkdir ~/environment/my-demo-project cd ~/environment/my-demo-project
  3. プロジェクトを作成する先のディレクトリのルートで、--init オプションを指定して TypeScript コンパイラーを実行します。

    tsc --init

    このコマンドが成功すると、TypeScript コンパイラーにより、プロジェクトのディレクトリのルートに tsconfig.json ファイルが作成されます。このファイルを使用してさまざまなプロジェクト設定を定義できます。たとえば、TypeScript コンパイラーのオプション、プロジェクトに含めるファイル、プロジェクトから除外するファイルなどを定義できます。

    tsconfig.json の詳細については、以下を参照してください。