SVL_QUERY_METRICS_SUMMARY
SVL_QUERY_METRICS_SUMMARY ビューは、完了したクエリのメトリクスの最大値を示します。このビューは STL_QUERY_METRICS システムテーブルから取得されます。このビューの値は、クエリのモニタリングルールを定義するしきい値を決定する際に役立ちます。Amazon Redshift のクエリモニタリングのルールとメトリクスの詳細については、「WLM クエリモニタリングルール」を参照してください。
SVL_QUERY_METRICS_SUMMARY はすべてのユーザーに表示されます。スーパーユーザーはすべての行を表示できますが、通常のユーザーは自分のデータのみを表示できます。詳細については、「システムテーブルとビューのデータの可視性」を参照してください。
このテーブルの一部またはすべてのデータは、SYS モニタリングビュー SYS_QUERY_DETAIL でも確認できます。SYS モニタリングビューのデータは、使いやすく理解しやすいようにフォーマットされます。クエリには、SYS モニタリングビューを使用することをお勧めします。
テーブルの列
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
userid | integer | エントリを生成したクエリを実行したユーザーの ID。 |
query | integer | クエリ ID。クエリ列は、他の各種システムテーブルおよびビューを結合するために使用できます。 |
service_class | integer | WLM クエリキュー (サービスクラス) の ID。クエリキューは WLM 設定で定義されます。メトリクスはユーザー定義のキューについてのみレポートされます。サービスクラス ID のリストについては、「WLM サービスクラス ID」を参照してください。 |
query_cpu_time | bigint | クエリに使用される CPU 時間 (秒)。CPU 時間は、クエリの実行時間とは異なります。 |
query_blocks_read | bigint | クエリによって読み取られた 1 MB ブロックの数。 |
query_execution_time | bigint | 経過したクエリ実行時間 (秒)。キューでの待機時間は実行時間に含まれません。 |
query_cpu_usage_percent | numeric(38,2) | クエリが使用する CPU 容量の割合。 |
query_temp_blocks_to_disk | bigint | クエリが中間結果の書き込みに使用するディスク容量 (MB)。 |
segment_execution_time | bigint | 単一セグメントで経過した実行時間 (秒)。 |
cpu_skew | numeric(38,2) | 任意のスライスの最大 CPU 使用量とすべてのスライスの平均 CPU 使用量の比率。このメトリクスはセグメントレベルで定義されます。 |
io_skew | numeric(38,2) | 任意のスライスの最大ブロック読み取り (I/O) とすべてのスライスの平均ブロック読み取りの比率。 |
scan_row_count | bigint | スキャンステップの行数。行数は、削除対象としてマークされた行 (非実体の行) をフィルタリングする前およびユーザー定義のクエリフィルタが適用される前に出力された合計行数を表します。 |
join_row_count | bigint | 結合ステップで処理された行数。 |
nested_loop_join_row_count | bigint | ネストしたループ結合の行数。 |
return_row_count | bigint | クエリによって返された行の数。 |
spectrum_scan_row_count | bigint | Amazon S3 で Amazon Redshift Spectrum によってスキャンされた行数。 |
spectrum_scan_size_mb | bigint | Amazon S3 の Amazon Redshift Spectrum によってスキャンされたデータ量 (MB)。 |
query_queue_time | bigint | クエリがキューに追加される時間(秒単位)。 |